ドクター・フーで英語の壁殴り中

英国のSFドラマ”Doctor Who”の小説やオーディオドラマを攻略中

Doctor Who: Neverland

8代目ドクター、ポール・マッギャン(Paul McGann)主演。

Main Range 33: Neverland (Unabridged)

Main Range 33: Neverland (Unabridged)

 

 あらすじ

 Part1

時間渦をターディスで航行中だったドクターとチャーリーは突如現れた複数のターディスに行く手を塞がれる。投降を呼びかけられるがドクターが応じずにいるとタイムロード側はタイム・トルピードを発射。2人が乗るターディスに被弾し、衝撃に気を失ってしまう。2人が意識を取り戻すとターディスは大きくコースを外れ停止していた。

 

ドクターは突然チャーリーに一緒にターディスで旅して半年たった記念に宇宙で最高のパーティをプレゼントしたいと言い出す。しかしパーティに出席できるのはチャーリー1人だという。しかし、チャーリーはドクターがその間に1人で追っ手のタイムロード達と渡り合おうとしていることを見抜く。タイムロードが追っているのは自分が飛行船事故で死んでるはずが生き残っているせいで歴史を正そうと自分をあの時点に戻そうとしているためで、ドクターには何の関係もないことと、自分が直接タイムロードに会いに行くとターディスを作動させる。次にドクターが意識を取り戻すとCIAのターディスに拘留されていた。タイム•エージェントのヴァンセルからあちこちで起こっている時間の歪みを正すためにチャーリーを追ってきたと聞かされたドクター。ドクターは時間の歪みの原因はチャーリーでなく他にあるはずと反論。するとギャリフレイの総統となったロマーナが現れ、時間の歪みがウィルスに感染したかのように拡散している現状を説明。ロマーナはアンチ・タイムの存在を疑っていた。チャーリーが原因なのか症例第1号なのかわからないがこの現象の原因とくい止める方法をつきとめる必要があり、ドクターに突き止めてもらいたいという。手伝ってもらいたいという。ロマーナはチャーリーはドクターのターディスの中で安全に守られていると説得。ヴァンセルに強引にマトリクスにアクセスさせられたドクターはロマーナが独裁者となりダーレクを種族ごと処刑するのを目撃する。そのヴィジョンはロマーナも見ていた。ロマーナはヴィジョンが現実にならないようにしたい。チャーリーを元の事故の瞬間に戻す以外にも別の方法があるはずだというドクターにロマーナも別の方法を試したいといい、チャーリーを通してドクターのターディスで時間の歪みをたどっていき、ラシロンがアイズ・オブ・ハーモニーを創った時に生まれたというアンチ・タイムの場所を特定し、破壊することに。

先にアンチ・タイムの世界についたチャーリーとCIAのエージェントたちはターディスの外にでて様子を見るがゴーストに襲われる。ターディスに逃げ込もうとするが、ターディスは地割れに飲み込まれてしまう。チャーリーたちに異変が起こったことを知ったドクターは強引にタイムステーションをアンチ・タイムの中に着陸させる。大破したタイムステーションの中にアンチ・タイムのゴーストが姿をあらわし、船を引き渡すよう要請する。外に出たロマーナとヴァンセルとドクター。ドクターはチャーリーと再会でき喜ぶ。降り出してきたプラスチック製の雨から逃げる内にドクターはこの世界がターディスの中であることに気がつく。ロマーナとヴァンセルは既に知っていた。彼らが突き止めたいのは誰のターディスなのかということだ。コンソール・ルームに辿りついたドクター達はそこでラシロンのホログラムと遭遇する。太古の昔にアンチ・タイムを封じ込めにいこうとしたラシロンはターディスごとこの地に封じ込められたという。このメッセージを見たならば遺体を故郷ギャリフレイに戻して欲しいというのがラシロンの望みだ。

 


Part2

ラシロンの発見にギャリフレイのさらなる栄光をみたヴァンセルは興奮する。アンチ・タイムのゴーストはラシロンの棺とタイムステーションを返すかわりにアンチバースの世界の支配権を認め、タイムロードが支配する時間が流れる世界との間に境界線を引くことを提案する。ヴァンセルはゴースト達と結託し、ラシロンの棺を取り戻し、チャーリーを連行し、ギャリフレイのプレジデントとしてタイムステーションに戻る。ドクターは時間の渦に落とされた、ロマーナはアンチバース側に捕らえられる。アンチバース側のタリス、ローバンがロマーナをとても懐かしがり、ロマーナは困惑する。ゴーストの正体はギャリフレイで重罪を犯した罪で存在を消されたギャリフレイ人やタイロードだった。存在を消された彼らが行き着いたのが、この存在しない世界だった。存在を消されるがために記録にも残らない。ロマーナはギャリフレイの暗黒時代の出来事として謝罪するが、この処刑方法は今なお続いているときかされ、ロマーナはヴァンセルの暴走を知る。しかし、ヴァンセルが受け取った棺はギャリフレイの存在を消し、宇宙を時間の流れから解放するゴーストの仕掛けた罠だった。

 

感想

Bigfinishがはじめた8thドクター・サーガのSeason1ファイナルストーリー。これまでのお話が全てチャーリーを助けたことによって起こってしまった時間の歪みを表していたことが判明する。だからこそドクターの歴史の記憶が今ひとつ鮮明ではなかったり、時間の感覚が不安定になっていたとわかる。チャーリーをR101から助けたことによって起こった時間の歪みが、遠い昔、ラシロンがポジティブな時間を象徴するアイズ・オヴ・ハーモニーを作ったことで生まれた時間という概念が存在しないアンチ・タイム・バースが現実世界に漏れだしてくる原因となったことも明かされる。CIAのいざこざや存在を消されたタイムロード逆襲など色々盛りだくさんでややこしかったりもするのだが、ドクターは世界を救うためにチャーリーはR101の事故で死ぬというタイムラインを選ぶか、チャーリーを救うために世界をこのまま崩壊させるかの選択を強いられることになる。チャーリーがドクターにR101以降一緒に過ごした時間や自分が存在しないものになったとしてもドクターのことが好きだし、感謝しているとドクターに世界を救わせようと必死に説得するシーンはさすがに泣ける。チャーリーはドクターにとってそれがどれほど残酷な仕打ちなのかもよく理解していて、そのドクターの痛みに涙しながらもその選択をしろと懇願する。そしてドクターはチャーリーを犠牲にすることを選べない。代わりにギャリフレイの存在を消す起爆装置を積んだタイムステーションを包み込む形でターディスを定着させる。ドクターとチャーリーを乗せたターディスの深部でタイムステーションは爆発する。ロマーナはマトリクスの記録によってドクターのその行為が時間そのものを救ったを知る。ドクターがその選択をする寸前にラシロンがドクターに話かけてくるのも興味深い。ラシロンの目線ではドクターのチャプターもチャーリーのチャプターも閉じていないようなのだ。最後に爆発を内側で受け止めてターディスの中でチャーリーは目を覚ます。真っ暗闇の中で傷だらけのドクターをみつけるが、ドクターはアンチ・タイムに感染してしまっていた。アンチ・タイムに感染するとダークな人柄になってしまうようでヴァンセルもアンチ・タイムに感染している間はとってもダークだった。今度はドクターがそうなってしまったようなのだが...というところでクリフハンガー。アンチ・タイムの概念が別の世界だったりウィルスっぽかったりとややわかりにくくもあるのだが、全般にはダイナミックでドクターの冒険というか戦いとしてすごく面白かった。

にしても今回は話がほんまに長かった!!!

 

私の好み度:⭐️⭐️⭐️⭐️/5

 

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