ドクター・フーで英語の壁殴り中

英国のSFドラマ”Doctor Who”の小説やオーディオドラマを攻略中

Doctor Who: Spare Parts

惑星モンダスが完全にサイバーマンの手に落ちる前の物語

Main Range 34: Spare Parts (Unabridged)

Main Range 34: Spare Parts (Unabridged)

 

 

あらすじ

Part1

地球のつもりでターディスの外に出たドクターとニッサだったが、夜空の星から地球とは違う星と気がつくニッサ。しかし、ドクターはここは地球で1950年代のクリスマスシーズンのロンドンと言い張り、ここには来るべきではなかったと落ち着かない。

 

2人別々に散策そて30分後にターディスで会おうとドクター。見て回るのはいいがくれぐれも誰かと話したり何かに巻き込まれないようニッサに言い含め、行ってしまう。

困惑したまま散策を続けるニッサ。途中、父親が材木の下敷きになり助けを求める少女イボンヌと出会う。力を合わせてイボンヌの父親ダッド・ハートレイを救出。お礼がしたいから家に来て欲しいという2人に人と待ち合わせをしているからと立ち去ろうとする。しかしサイレンが鳴り響き、サイレンが鳴った後の日暮れ時に街を歩くのは危険とさらに引き止められ、ニッサは2人の招待に応じることにする。

その頃ドクターは機械ボディのパーツと移植手術を手配するトマス・トッドの店を訪ねる。最近の移植事情や街の様子について質問すると、トマスは話をするためにドクターをバーに誘ってきた。

イボンヌとダッドの自宅を訪れたニッサはイボンヌの弟フランクとイボンヌとダッドの移植後の体調を見に来たシスタマン・コンスタンティンに出会う。コンスタンティンはニッサに身分証を掲示するよう要求するがニッサははぐらかす。コンスタンティンが家から去っていくのをみてニッサも出て行こうとするが、ダッドは安全のためと引き止める。ダッドが懸念したようにコンスタンティンはニッサの存在をどこかに報告していた。一方ドクターはバーでトマスからここが惑星モンダスで唯一人が生活しているところがこの街だということを聞き出し、慌ててターディスに戻ろうとする。その途中でサイバーマンの警官に呼び止められ身分証の提示を認められるが、ドクターは爆竹に火をつけ、どさくさにまぎれて逃げ出す。ついてきていたトマスも共に逃げることに。

ニッサはダッドに胸のユニットの調子が悪い原因をみて欲しいと頼まれるが、詳しく見ようとすると、そとから助けてを求める女性の声がする。ニッサは扉を開けようとするが、ハートレイ親子に強く引き止められ、パトロールに気づかれないよう静かにしているよう言われる。ドクターはターディスに戻ろうとするが、沢山のパトカーが居住区に向かっていることが気になりトマスが止めるのも聞かず後をおいかける。サイバーマンの警官が朽ち果てた教会で墓を掘っているの目撃したドクターとトマスは警官に見つかってしまう。一方、警官が身分不詳の人間をかばっているとダッドの家に押しかけてくる。ニッサはイボンヌの助けで裏口から逃れる。イボンヌは父親を助けてくれたお礼とペットのマッティをニッサにプレゼントする。夜の街に数年ぶりに教会の鐘が鳴り響く中、ターディスの前でドクターとニッサは無事に落ち合える。ニッサもここがサイバーマン発祥の星であり、後にアドリックの運命に大きく関わってくる地球の双子星モンダスであることに気がついていた。ニッサは残って人々を助けたがるが、ドクターはこの星の運命を変えられるのはこの星の住人のみで自分達は歴史に干渉しないために一刻も立ち去るべきという。

Part2

残って人々をサイバーマンから助けたいと頑なに言い張るニッサとドクターは大口論となる。せめて食糧だけでも届けたいというニッサにドクターは同意する。しかし、ニッサがイボンヌにもらったマッティが見当たらないことを不思議がると、ドクターはサイバーマットをターディス内に入れたのかと大激怒。慌てて2人で探しまわるが、コンソールルームを焼かれてしまう。ニッサは責任を持って修理すると謝るが、ドクターは頭を冷やしたいと外に出て行ってしまう。ドクターはそこでフランクに出会い、ニッサなら中にいるとフランクを招き入れ、自分は街に歩き去ってしまう。フランクが現れ、ニッサは驚く。フランクから、ダッドとイボンヌが警察にニッサの身許と行方についてさんざん尋問されたあと、父親とイボンヌは労働に召集されたという。ドクターはトマスの店を訪れ、フル・ロボット人間で構成される委員会の本部に忍び込むのを手伝って欲しいと頼む。委員会は教会で起こった反乱を受けて、人間のロボット化のプロセスを速める決断を下す。

Part3

委員会の本部に忍び込んだドクターとトマスはサイバーマンと化したイボンヌと出会う。仕事のためとして招集された人々は皆サイバーマンに改造されてしまっていた。トマスは人間である箇所が全く残っていないサイバーマンの姿に衝撃を受ける。一方ニッサはフランクと共に食糧を持ってダッドの家にいく。ドクターは本部で移植を指揮している医師のアランと出会う。アランはこれが太陽から離れて熱を失い凍りついていくモンダスで人間が生き延びる唯一救う方法と信じて人間のサイバーマン化を進めていた。しかし、完全なサイバーマンとなった部下はアランの命令を徐々に受け付けなくなりつつあった。一方、家にたどり着いたイボンヌの変わり果てた姿にショックを受けるダッドとフランクとニッサ。その時、警官が押しかけてきてニッサを本部に連れて行く。しかしドクターの生命力の強さを目の当たりにしたアランはドクターを利用すればサイバーマンの生命力を強化できると考える。

Part4

アランは生存力を高めるためにドクターをテンプレートにしたサイバーマンを作ることにする。ドクターは抵抗するがアランはサイバーマンとなる以外にこの星で人間が生き延びる方法があるなら教えて欲しいと詰め寄る。そこへ連行されてきたニッサが合流。ドクターに地下の居住区に地表の冷気がどんどんと流れ込み、このままでは皆凍死してしまうしかないと説明し、皆を助ける方法はないかと尋ねる。しかし、サイバーマン化作業を加速させたいサイバーマンはドクターのテンプレートを作るためにアランの反対をよそに施術を強行する。ニッサはドクターがサイバーマンに変えられたとショックをうける。

 

感想

苦くて切ない、なかなかショッキングなサイバーマンの起源物語。別の星雲に引き寄せられていく過程で熱を失っていくモンダス。絶滅の危機に立たされたモンダスの人々が生き残る望みの綱として引き寄せたのか有機の肉体を捨てること。それしか道がないのならとニッサですらだんだんとサイバーマン化を否定することが難しくなってくる。同時にハートレイ家の長女イボンヌの身に起こった悲劇がサイバーマン化されることの恐ろしさを物語っている。人間性を保つことに成功したサイバーマンの誕生は光明にも思えたが、歴史はその変化を受け入れるつもりはないようなのも苦い。

私の好み度:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️/5

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