ドクター・フーで英語の壁殴り中

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Doctor Who The Christmas Invasion

デイヴィッド・テナント (David Tennant) 演じる10代目ドクター(2006年〜2009年)始動物語。

Doctor Who: The Christmas Invasion (Doctor Who: Target Collection)

Doctor Who: The Christmas Invasion (Doctor Who: Target Collection)

 

あらすじ

ターディスで航行中、目の前でドクターが光に包まれたかと思うとまったく見知らぬ男に変わってしまい途方にくれるローズ。男は自分をドクターだと主張するが、ローズはなかなか信じることができない。

 感想

曲からセリフから簡単に脳内再生できるぐらいに何度もみたエピソード。目新しい書き足しといえばA型の血液を乗せた宇宙探査機を飛ばした科学者チームの話ぐらいで読んでいても、これはドラマで見る方がいいなぁと思うことばかりだったのだが、シコラックスとの闘いを終えた後からラストに至るまでのドクターやローズ、ミッキー、ジャッキーの心理描写はなかなか興味深かった。

まずドクターだが、ターディスでパジャマから服に着替えるシーン。どうしようかと悩んでいてピンストライプのスーツに目が止まり、“これまでは着ようと思ってもサイズが合わなかったけど、この身体なら着られるかも!”と思っての選択。確かになるほどーと。それからローズについて、ドクターはリジェネって10thの姿になってからずっと、ローズが自分をドクターと認識してくれなかったらどうしようかと心配していたようなのだが、面白いのはドクターの中ではローズ=ターディスの心と認識されている。確かにローズはターディスと深く繋がりドクターを助けに行ったわけだが、ドクターからしてみればローズはターディスの化身に見えていたとすれば10thドクターが最初の最初からローズ大好きモードだったのも腑に落ちる。対してローズなのだが、ローズは最初なかなか10thをドクターとして受け入れることができない。むしろジャッキーの方が先に10thのことをドクターだとあっさり受け入れ、ローズがどうして自分そういう風に10thが本当に自分が知っているドクターだと心から認識することができないのかとショックを受けたりするのだが、シコラックスとの闘いの後はすっかり10thをドクターと受け入れ、しかも“今の方が若くてカッコいい!”とそこであっさりドクターは彼女の恋愛対象となる。もちろんそれまで9thと培った信頼関係があってのことだが、それまでは宇宙を一緒に駆け巡る“相棒”だったのが一挙に“彼氏”ポジションに昇格だ。そのローズの心変わりをはっきりと認識したのがミッキーで、自分がローズに完全にふられ、自分が思い描いていたローズと結婚する未来は永遠に訪れないのだと悟っていて切ない。身もふたもないが、ミッキーとジャッキーはドクターとローズがバカップルになったことをはっきり認識していた。ターディスが去りゆく音に耳を塞ぎ、お互いのことしか目に入っていないあの2人が自分たちのことなど省みることはないのだとひそかに涙する。

なんとまぁ...。そうなってくると2人を引き裂いたのは密かにターディス仕業だったかもとついつい邪推してしまう。ローズとなら定住も可能かもしれないとドクターが思った時からターディスのローズからのドクター奪還作戦がはじまったとか、想像(妄想?)はつきない。

 

However, the possibility that Rose of all people-that Rose, his heart of the Tardis, might not recognize him, nor accept him...He would never have admitted to himself how close to an unbearable thought that was.

 

Rose smiled happily watching him. She couldn’t take her eyes off him, thought Mickey crossly. Not for a minute. And the other guy. That guy had been old, and a bit weird looking. This one... this one was young. And handsome. And she stared at him like he was chocolate cake. 

私の好み度: ⭐️⭐️⭐️/5

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