ドクター・フーで英語の壁殴り中

英国のSFドラマ”Doctor Who”の小説やオーディオドラマを攻略中

Doctor Who : Flight into Hull

 ジャッキー・タイラー(Jackie Tyler)役のカミーユ・コデュリ(Camille Coduri)が朗読。デイヴィッド・テナント (David Tennant) 演じる10代目ドクターの腕から生まれたメタクライシス・ドクターのお話。

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 あらすじ

前回の事件でドクターへのわだかまりがとれずにいるジャッキー。それを察したピートとローズの取り計らいでホリデーとして貸し切りの飛行船での遊覧フライトへ。ところが飛行船にはドクターも乗り合わせていた。ピートとローズが仲直りさせようと仕組んだこととわかっても気持ちの整理がつかないジャッキー。ところが飛行中、ジャッキーそっくりの侵入者が現れジャッキーに銃を向ける。彼女は別のパラレルワールドのジャッキーで彼女の世界が崩壊しかかっているので生き延びるためこちらの世界を侵略するための先鋒としてきたのだという。

 

感想

待ちに待ったMeta-Crisis Doctor第2段。今回もジャッキーが電話で友達に語る形態だが、本当に泣ける話だった。Meta-Crisisドクターとジャッキー。今回のジャッキーはMeta-Crisisドクターを完全に見放しているところからはじまるのだが、ジャッキーがどのようにドクターを想っていたか、その思い故にMeta-Crisisドクターへの期待と失望も胸が痛くなるほど切ないしやるせない。しかし、パラレルワールドのジャッキーに追い詰められたとき、ついに2人の間にあったわだかまりが消える。その過程と瞬間がものすごくいい。ジャッキーが初めて10thと出会った日のみんなで過ごしたクリスマスパーティのことについて言及した時にはもう涙腺崩壊だ。Meta-Crisis Doctorの苦しみや孤独感もジャッキーを通してひしひしと伝わってきて、ジャッキーという人がそばにいてくれて本当によかったと。ジャッキーとMeta-Crisisドクターの関係はもうなんだか傷ついた保護犬と信頼関係を築いていく過程のようで、ぎこちなくはあっても少しずつ歩みよっていく感じがすごく素敵だ。Meta-Crisisドクターにはドクターが掴めなかった幸せをつかんでほしいとますます思わずにはいられない。今回はちょっと昔の明るさも取り戻せた感のあるドクター。ぜひぜひまたこの世界の話がリリースされて欲しい。パラレルワールドで、しかも別のパラレルワールドからの来訪なども今回可能にしているのだからストーリーの可能性は無限大だ。

 

私の好み度:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️/5

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