ドクター・フーで英語の壁殴り中

英国のSFドラマ”Doctor Who”の小説やオーディオドラマを攻略中

Doctor Who: The Revisionists

4thドクターとリーラとブリゲディアことアリステア・ゴードン・レスブリッジ・スチュワートの冒険。リーラを演じたルイーズ・ジェイミソンが朗読。

f:id:Miyelo:20190207144146j:image

 あらすじ

 おかしなエネルギーを感知したとドクターはターディスをジュネーヴのホテルの中に着地させる。早速リーラとエネルギー源を調べに外に出るが、リーラはテーザー銃を持っていったらダメとドクターに却下されたことで少々機嫌を損なっていた。ドクターの後について歩いていたが、また建物の中であることにうんざりし、久しぶりに外の空気を吸いたいなど考えていたら、リーラはドクターとはぐれてしまった。ハンターとして、人を見つけるのは得意なので当初はドクターとはぐれても別に不安は感じていなかった。しかし、このホテルではどうも勝手が違い、なかなかドクターを見つけることができずリーラは焦りを感じ始めていた。

 エレベーターに乗って階を移動し、廊下に出たところでリーラは人の気配を感じ、ナイフを手に戦闘態勢になる。現れたのはブリゲディアだった。リーラはブリゲディアに会ったことはなかったが、ドクターが何度か“ブリゲディア”と口にしていたことは思い出した。ドクターの友達かと尋ねるとブリゲディアの顔にも諒解色が浮かび、ドクターも幽霊を追ってこのホテルにきたのかと納得する。

 ブリゲディアは定年退職目前にUNITから国連に籍が移動となり、会議の為にジュネーヴに数ヶ月滞在していた。昨夜たまたま同じホテルに宿泊している友人のレジナルド・ブラッドから、彼の妻の死んだ祖父の幽霊が出現したが、消えたあと妻は祖父の存在自体覚えていなかったという話を聞かされていた。好奇心からブリゲディアは独自に調べてみるとこのホテルで似たようなことが頻発し、そのせいで宿泊客が激減したという事実が判明。その現象に遭遇できないかと夜のホテルの廊下を歩いているところ、リーラと遭遇したのだ。リーラがドクターとはぐれたときき、一緒に探すことにする。

 

感想

 ブリゲディアが登場するだけでもう顔がにやけてしまう。ドクターと関わりあった存在の中ではやはりダントツにドクターの理解者であり、根っからの兵士というドクターと真逆の気質から、2人が気持ちを通わせた時のカッコよさはたまらない。

 今回はドクターのコンパニオンの中でも戦闘気質の強いリーラとブリゲディアが遭遇。戦士同士、すぐに分かり合えるところがいい。リーラ、ブリゲディア、ドクター、それぞれ祖先の記憶を奪われるのだけれど、最強の3人が揃っているおかげで不安感はなく、むしろ3人のやりとりが楽しい。ハシゴを登るとき、先に登るドクターの長いマフラーに顔の前をちらつかれたブリゲディアが3代目ドクターを懐かしむのも笑えた。

 軍人家系の生まれだが、ブリゲディアは本当は先生になりたかったらしい。しかし、朝鮮戦争で国連軍として従軍せざるを得なくなり、そこからブリゲディアの軍人人生がはじまった。仕事柄、家族との時間をなど戦いのために犠牲にしてしまったことの多さに定年退職を前にして改めて気づかされ、それを悔いてるようだ。

 その苦しみを深く持つブリゲディアだからこそドクターがいつも心の底から尊敬し、信頼するに相応しい人物なのだろうと思う。2代目、3代目、4代目、5代目、6代目、7代目と邂逅を繰り返し、世界を守るため、その度に命を預けあって共に戦ってきた。ドクターとブリゲディアの絆はずば抜けて深い。オーディオと小説も含むなら8代目もブリゲディアと行動を共にしている。

 11代目の時、ドクターはブリゲディアの死を知り、12代目で、サイバーマンとして蘇ったブリゲディアと再会する。サイバーマンとなってもブリゲディアの魂は健在で、束の間見つめ合う2人はなんだか本当に泣けた。こんな形ではあったけど、最期のお別れがちゃんと言えた。ブリゲディアが他界する時、間違いなくドクターのことを想ったはずだから、本当に良かったと思う。この作品で語り継いでいく限り祖先達は自分達の側に常にいると言っていたように、ドクターが語り継いでいってくれる限り、ブリゲディアは永遠だ。

私の好み度:⭐️⭐️⭐️⭐️/5

<